
アスベスト除去はいくらかかる?
東京都で住宅・マンション・ビル・店舗・工場などの解体や改修を検討している方にとって、気になるのがアスベスト除去費用ではないでしょうか。
「アスベストが見つかったら解体費用はいくら増える?」
「少量でも高額になる?」
「建物によって費用が違うのはなぜ?」
こうした疑問を持つ方は少なくありません。
アスベスト除去費用は、単純に建物の床面積だけでは決まりません。
アスベスト含有建材の種類・施工面積・飛散性・施工場所・除去方法・養生範囲・廃棄物量などによって大きく変わります。
そのため、正確な費用を知るには事前調査を行い、現場ごとに見積もりを取ることが重要です。
アスベスト除去費用を左右する7つのポイント
1.アスベスト含有建材の種類
まず重要なのが、どのような建材にアスベストが含まれているかです。
代表的なものには、
・吹付け石綿
・石綿含有耐火被覆材
・石綿含有断熱材
・石綿含有保温材
・石綿含有成形板
・石綿含有仕上塗材
などがあります。
同じ面積でも、建材の飛散性や施工方法によって必要な対策が異なります。
特に飛散性が高い建材では、厳重な隔離や集じん・排気設備などが必要となるため、費用が高くなる傾向があります。
2.いわゆる「レベル1・2・3」で工事内容が変わる
アスベスト工事では、建材の発じん性などを説明する際に「レベル1・2・3」という区分が広く使われています。
一般的には、
レベル1
吹付け石綿など
レベル2
石綿含有保温材・断熱材・耐火被覆材など
レベル3
石綿含有成形板など
として説明されることがあります。
ただし、実際に必要となる措置は単純に「レベル」だけで決めるのではなく、建材の種類や除去方法、現場条件などに基づいて判断することが重要です。
費用比較をするときも「レベル1だから○円」と考えるのではなく、具体的な施工内容を確認しましょう。
3.アスベストの施工面積
除去する面積も費用を左右します。
例えば同じ吹付け材でも、
・一室だけ
・建物のワンフロア
・複数階
・工場や倉庫全体
では必要な作業量が異なります。
ただし、面積が小さければ必ず安くなるわけではありません。
アスベスト除去では、施工面積が小さくても隔離養生や集じん・排気装置、保護具、廃棄物処理など一定の準備費用が発生する場合があります。
そのため「1㎡あたりの単価×面積」だけでは正確な費用を計算できないことがあります。
4.施工場所・建物の条件
同じ建材・同じ面積でも、施工場所によって費用は変わります。
例えば、
・高所にある
・天井裏や狭い場所にある
・配管が密集している
・機械設備が多い
・足場が必要
・搬出経路が狭い
・周辺に住宅や事業所が多い
といった現場では、施工難易度が高くなる可能性があります。
特に東京都では住宅密集地や狭小地、搬出経路が限られる建物もあります。
アスベスト除去費用を見るときは、建材だけでなく現場条件まで含めて確認することが重要です。
5.隔離・養生などの飛散防止対策
飛散性の高いアスベスト除去では、作業区域を適切に隔離する必要があります。
工事内容によっては、
・プラスチックシート等による隔離
・セキュリティゾーンの設置
・集じん・排気装置
・負圧管理
・湿潤化
・作業後の清掃
などが必要になります。
このような設備・資材・人員も除去費用に含まれます。
見積書を比較するときは「除去費」だけを見るのではなく、安全対策が適切に計上されているかを確認しましょう。
6.アスベスト廃棄物の量と処理方法
除去したアスベスト含有建材は、関係法令に従って適切に処理しなければなりません。
建材の種類などによって廃棄物の区分や処理方法が異なります。
費用には、
・梱包
・飛散防止
・搬出
・収集運搬
・処分
などが関係します。
工場や大型建築物などで除去量が多ければ、廃棄物処理費用も大きくなる可能性があります。
7.事前調査・分析の有無
アスベスト除去を行う前には、まず事前調査が必要です。
書面調査・現地での目視調査を行い、アスベスト含有の有無が明らかにならない建材については、分析調査を行うか石綿含有とみなして対応します。
分析が必要な建材が複数ある場合には、その分の費用も考慮する必要があります。
つまりアスベスト対策の総額を見る場合は、
事前調査+分析+除去+廃棄物処理
まで含めて考えることがポイントです。
「アスベスト除去○円~」だけで業者を選ばない
インターネットでは、アスベスト除去の㎡単価や参考価格が掲載されていることがあります。
目安として参考になる場合はありますが、価格だけで業者を決めるのはおすすめできません。
確認したいのは、
・事前調査費
・分析費
・養生費
・除去費
・集じん・排気設備費
・足場費
・廃棄物収集運搬費
・処分費
・必要な届出等への対応
などが見積もりに含まれているかです。
極端に安い見積もりの場合は、本来必要な工程や安全対策が含まれているかを確認しましょう。
解体費用とアスベスト除去費用は分けて確認
建物全体を解体する場合には、通常の解体工事とアスベスト除去工事の両方が必要になることがあります。
例えば、
事前調査・分析
↓
アスベスト除去
↓
廃棄物処理
↓
建物本体の解体
↓
その他の産業廃棄物処理
という流れです。
見積書では「解体工事一式」だけではなく、アスベスト関連費用がどこまで含まれているのかを確認すると比較しやすくなります。
工場ではPCB・ダイオキシン類の費用も想定
工場・倉庫・焼却施設などでは、アスベスト以外の有害物質が確認される可能性があります。
古い変圧器・コンデンサーにはPCB、焼却炉・集じん機・煙道などではダイオキシン類への対応が必要になるケースがあります。
そのため古い工場の解体では、アスベストだけで予算を組むのではなく、PCB・ダイオキシン類を含めた有害物質調査の必要性も早めに確認しておくことが重要です。
解体開始後に有害物質が判明すると、追加調査や工程変更によって工期・費用に影響する可能性があります。
アスベスト除去費用を抑えるポイント
費用を抑えるために重要なのは、安全対策を削ることではありません。
できるだけ早い段階で調査を行い、除去と解体を含めた全体計画を立てることです。
設計や解体スケジュールが固まってからアスベストが判明すると、工程の組み直しが必要になる場合があります。
建物の売却・改修・建て替え・解体などを検討し始めた段階で事前調査を行えば、必要な費用を予算に組み込みやすくなります。
東京都のアスベスト調査・除去なら株式会社 葵工業へ
アスベスト除去費用は、建物の大きさだけでは判断できません。
建材の種類、施工面積、飛散性、作業場所、養生方法、廃棄物量などを確認したうえで見積もる必要があります。
株式会社 葵工業では、東京都を中心にアスベスト調査・分析・除去から解体工事、廃棄物処理までご相談いただけます。
「アスベストが見つかって費用が心配」「解体費用を含めて見積もりたい」「工場なのでPCBやダイオキシン類も確認したい」といった場合は、株式会社 葵工業へお問い合わせください。
まとめ
アスベスト除去費用は、単純な㎡単価だけでは決まりません。
建材の種類・施工面積・施工場所・飛散防止対策・足場・廃棄物量・事前調査や分析など、さまざまな条件によって変わります。
大切なのは、価格の安さだけではなく、必要な安全対策や廃棄物処理まで含まれた見積もりかどうかを確認することです。
東京都でアスベスト除去や解体工事を予定している場合は、早めに事前調査を行い、除去から解体までの総額を把握しましょう。

