アスベスト事前調査の費用はいくら?料金が変わる理由と見積もりのポイント

アスベスト事前調査の費用が気になる方へ

東京都で住宅やビル、店舗、工場などの解体・改修工事を検討している方にとって、気になるのがアスベスト事前調査の費用です。

「調査だけでいくらかかる?」「分析費用は別料金?」「建物が大きいと高くなる?」など、疑問を持つ方も多いでしょう。

アスベスト事前調査の費用は一律ではありません。建物の規模や構造、調査対象となる建材の数、分析の必要性などによって変わります。

今回は、アスベスト事前調査でどのような費用が発生するのか、見積もりを確認する際のポイントとあわせて解説します。

アスベスト事前調査では何に費用がかかる?

アスベスト事前調査は、単に建物を目視するだけではありません。

基本的には、

・書面調査
・現地での目視調査
・必要に応じた試料採取
・分析調査
・調査結果の整理
・報告書の作成

などが必要になります。

厚生労働省も発注者向け情報で、事前調査費用として書面調査、現地調査、裏面確認調査、分析調査、報告書作成などの項目例を示しています。

そのため「アスベスト調査○万円」という金額だけではなく、何が料金に含まれているのかを確認することが重要です。

書面調査・現地調査の費用

事前調査では、まず設計図書や建築時の資料などを確認します。

その後、実際に建物へ入り、工事対象となる屋根・外壁・天井・床・壁・配管周辺などの建材を目視で確認します。

建物が大きくなるほど確認する範囲や建材数が増えるため、調査費用も変わる可能性があります。

戸建住宅と大規模なビル・工場では、必要な調査時間や作業量が同じではありません。

分析が必要になると費用が追加される

書面調査と目視調査だけでアスベスト含有の有無を明らかにできない場合は、分析を行うか、石綿含有建材とみなして対応します。

分析を行う場合は、対象建材から試料を採取して専門的な方法で確認するため、別途分析費用が必要になることがあります。

例えば、

・屋根材
・外壁材
・天井材
・床材
・耐火被覆材
・保温材
・仕上塗材

など、複数種類の建材について確認が必要になれば、検体数が増える可能性があります。

そのため「分析1検体の料金」だけではなく、建物全体で何検体程度必要になるのか確認すると費用を把握しやすくなります。

建物の規模・構造によって料金が変わる

アスベスト事前調査の費用に影響する代表的な条件が建物の規模です。

戸建住宅と大型工場では調査範囲が大きく異なります。

また、

・木造
・鉄骨造
・RC造
・複数棟の建物
・増改築を繰り返した建物

など、構造や履歴によって確認する建材の種類も変わります。

特に古い工場や倉庫、ビルでは、屋根・外壁だけでなく鉄骨の耐火被覆や配管保温材など、さまざまな場所を確認する必要があります。

図面の有無も調査に影響する

建築当時の設計図書や改修履歴などが残っている場合、書面調査を進めるうえで重要な資料になります。

一方、相続した古い住宅などでは図面が残っていないこともあります。

また、図面が存在しても、その後にリフォームや増築が行われ、現在の建材と一致しない場合があります。

資料の有無だけで判断するのではなく、現地の状況と照合しながら調査することが重要です。

調査しにくい場所では追加作業が必要になることも

通常の目視では確認できない場所に建材が隠れている場合があります。

例えば、天井裏や壁の内部、仕上げ材の裏側などです。

工事対象範囲を適切に確認するため、一部を開口するなどの作業が必要になるケースもあります。

そのため、見積もりでは「通常調査に含まれる範囲」と「追加作業になる条件」を確認しておくと安心です。

「調査費が安い」だけで業者を選ばない

アスベスト事前調査は、解体・改修工事を安全かつ適切に進めるための重要な工程です。

そのため、単純に最も安い業者を選ぶのではなく、

・必要な資格者が調査するか
・どこまで現地確認するか
・分析費用が明確か
・報告書作成まで含まれるか
・アスベスト発見後も相談できるか

などを確認しましょう。

建築物については、2023年10月1日以降、一定の資格要件を満たす者による事前調査が必要です。

一定規模以上の工事では結果報告も必要

事前調査そのものと、行政への調査結果報告は別の制度です。

建築物の解体では対象部分の床面積合計が80㎡以上、建築物の改修では請負代金合計が税込100万円以上など、一定規模以上の工事について事前調査結果の報告が必要です。

「80㎡未満だから調査不要」という意味ではないため注意しましょう。

見積もりで確認したい5つのポイント

アスベスト事前調査の見積もりでは、次の内容を確認すると比較しやすくなります。

  1. 書面・現地調査費が含まれているか
  2. 試料採取費が含まれているか
  3. 分析費用はいくらか
  4. 報告書作成費が含まれているか
  5. アスベスト確認後の除去・解体まで相談できるか

最初の金額だけでなく、調査完了までに必要となる総額を確認することがポイントです。

東京都のアスベスト事前調査なら株式会社 葵工業へ

株式会社 葵工業では、東京都を中心にアスベスト事前調査や解体工事についてご相談いただけます。

住宅・アパート・マンション・店舗・オフィス・工場・倉庫など、建物や工事内容によって必要な調査範囲は異なります。

「まず事前調査の費用を知りたい」「分析が何検体必要なのか分からない」「調査から除去・解体までまとめて相談したい」という方は、建物の状況が分かる資料をご用意のうえ、お問い合わせください。

まとめ

アスベスト事前調査の費用は、建物の規模・構造・調査範囲・分析検体数などによって変わります。

重要なのは、表示された金額だけで比較するのではなく、書面調査・現地調査・分析・報告書など、どこまで含まれているのかを確認することです。

東京都で解体・改修を予定している方は、工事計画の早い段階でアスベスト事前調査について相談しましょう。