
店舗の内装工事でもアスベストに注意
飲食店や美容室、小売店などの改装・閉店・移転に伴い、内装解体や原状回復工事を行うことがあります。
「建物そのものを解体するわけではないから、アスベスト(石綿)は関係ない」と考える方もいるかもしれません。
しかし、アスベスト事前調査は建物全体を取り壊す工事だけが対象ではありません。改修工事や内装解体でも、工事対象となる建材についてアスベスト含有の有無を確認することが重要です。
特に築年数の経過したテナントビルでは、天井や床、壁、配管周辺などにアスベスト含有建材が使用されている可能性があります。
今回は、店舗の改装・原状回復工事で注意したいアスベストについて解説します。
原状回復工事とは?
原状回復工事とは、店舗を退去する際に賃貸借契約などで定められた状態へ戻すための工事です。
工事内容には、
・間仕切り壁の撤去
・天井材の撤去
・床材の撤去
・カウンターや棚の撤去
・照明・空調設備の撤去
・看板やサインの撤去
などがあります。
契約によっては内装や設備をすべて撤去し、躯体に近い状態へ戻す「スケルトン返し」が求められる場合もあります。
撤去範囲が広いほど、多くの建材を取り扱うためアスベストへの注意が必要です。
店舗の改装でも事前調査が必要
店舗営業を続けながら一部分だけ改装するケースでも、対象となる建材について事前調査が必要になります。
例えば、壁を撤去して店舗を広くしたり、古い天井や床を撤去したりする工事です。
重要なのは「建物を全部壊すかどうか」ではなく、工事によって既存の建材を解体・改修するかどうかです。
工事内容が決まった段階で、早めに専門業者へ相談しましょう。
店舗で注意したいアスベスト含有建材
天井・壁
古い店舗やテナントビルでは、天井材や壁材、下地材などにアスベストが含まれている可能性があります。
鉄骨部分の耐火被覆や吹付け材についても注意が必要です。
床材
過去に製造された一部のビニル床タイルなどには、アスベストを含む製品があります。
床を全面的に剥がす場合は、床材だけでなく使用されている材料を適切に確認することが重要です。
配管・設備周辺
飲食店などでは給排水管や厨房設備、空調設備などが多数設置されています。
古い建物では、配管の保温材や設備周辺の断熱材などにアスベストが使用されているケースがあります。
過去の改装履歴にも注意
店舗では、テナントが入れ替わるたびに内装工事が行われているケースがあります。
そのため、建築当初の図面だけでは現在使用されている建材を完全に把握できない場合があります。
「比較的新しい内装だから大丈夫」と自己判断せず、過去の改修履歴や現在の建材を確認することが大切です。
アスベストが見つかった場合は?
調査によってアスベスト含有建材が確認された場合は、建材の種類や状態、施工方法に応じた飛散防止措置を講じて撤去します。
工事内容によっては、
・作業場所の養生・隔離
・建材の湿潤化
・適切な保護具の使用
・アスベスト含有廃棄物の適正処理
などが必要です。
調査結果によって工期が変わる可能性もあるため、退去期限の直前に調査を行うのではなく、余裕を持って準備しましょう。
原状回復は退去期限から逆算する
店舗の原状回復では、賃貸借契約で明け渡し期限が決まっています。
アスベスト調査や分析、必要な除去工事を考慮せずにスケジュールを組むと、退去期限に間に合わなくなる可能性があります。
まず契約書で原状回復範囲を確認し、管理会社やオーナーと工事内容を共有したうえで、早めに現地調査を依頼することが重要です。
東京都で店舗のアスベスト調査・内装解体なら株式会社 葵工業へ
株式会社 葵工業では、東京都を中心に店舗・オフィスなどのアスベスト事前調査、除去工事、内装解体・原状回復工事に対応しています。
現地調査から必要に応じたアスベスト分析・除去、内装解体、産業廃棄物の適正処理まで、工事内容に合わせて対応します。
「閉店まで時間がない」「スケルトン返しの前にアスベストを確認したい」といった店舗オーナー・事業者様も、お気軽にご相談ください。
まとめ
店舗の改装や原状回復でも、既存の天井・壁・床・設備などを撤去する場合はアスベストへの注意が必要です。
特に古いテナントビルや何度も改装されている物件では、築年数や見た目だけで判断せず、工事前に適切な事前調査を行いましょう。
東京都で店舗のアスベスト調査・除去・内装解体をご検討中の方は、株式会社 葵工業へぜひお問い合わせください。

